Jシリーズ XCO#7 富士見レースレポート

2009年9月24日


結果:7位
コース:4200m×7Laps=29.4km

レポート:
 今年3度目の富士見パノラマのレースに参戦してきた。コースは全日本の時と同じ見慣れたコースだった。今回のコースは完全ドライの素晴らしいコース状況の中でレースをすることができた。結果は7位。このあたりの順位が定番化していく自分にもどかしさを感じて悔しさに交じって無力感を感じるレース後となった。

ここまでのトレーニングは順調で、レースまでの1ヶ月間は本当に充実したトレーニングを積むことができた。毎週行う周回練習でもパワーアップしている事をデータ、そして感覚で感じ、日々成長を感じながらの1ヶ月間だった。体調管理も気をつけ、大きく体調を崩すこともなかった。バイクにしても気になる点をチーム一丸となって改善し、今回のレースに臨んだ。表彰台に絡むレースが全くできていない今シーズン、準備できるすべての事を準備し今回のレースに臨んだ。目標は表彰台。

前回の富士見でのレースでは4・5周目にペースの落ち込みがあったので、その点に注意することを心がけスタートラインに立った。スタートは全開でいきTREK勢の好スタートでレースは始まった。TREK勢の後ろぴったりで初めの下りを下りだした。落ち着いていこう。それだけを考え下りをこなしていった。ミスすることなく駐車場まで下っていき、そこからダッシュでポジションアップをしていった。そこからの上りは差を一定に保ったまま頂上まで行き、テクニカルな下りを下るころには先頭集団5人の固まりができていた。このまま中盤まで行きたかったので、とにかくつまらないミスをしないように心がけた。しかし、リフト下の上りになったところで少し集団から離れてしまって、その差が開いたまま1周目が終了した。

2周目。トップから15秒くらいの差を開けたままレースは進んでいった。1周目に上りで離されているので、上りは限界ギリギリで上り、下りで差を詰めるように心がけた。どうしても前を追いかけようとすると身体が力むので深呼吸を繰り返した。

3周目。前のスピードが落ち着いてきたのがわかった。それに合わせて追いつきたい自分の気持ち。しかし、気持ちとは逆に身体がきつくペースを一定に保つことが精いっぱいになっていった。

4周目5周目。ペースの落ち込みに注意しながら走り続ける。前を見れば表彰台が見えていた。このことが一番のモチベーションとなり、ペダルにも力が入った。表彰台まで1分弱が続き、前半と同じように下りは攻めて、上りはプッシュ気味に走り続けた。上り坂でもゆるい場所ではギアを重くし、ダンシングでスピードアップしていった。

6周目から7周目。何度か順位の入れ替えがある中で、自分の身体はタレないがペースアップする余力が・・・。の状態が続いた。最終周は応援が力となり、少しペースアップすることができたが、表彰台圏内までのジャンプアップはできずに、7位でのゴールとなった。

ゴール後は、応援・サポートに見合う結果を出せないもどかしさと、トレーニングに対する迷い、気持ちの焦り、不安が一気に襲ってきて、脱力感が全身を支配した。レースを振り返るのが苦しい今回のレースとなった。


今回もたくさんの応援、完璧なサポートがありゴールすることができました。本当に感謝しています。ありがとうございました。工夫を忘れず、前向きにやっていきたいと思います。


  


・使用機材
 バイク:SCALPEL Mサイズ
 サスペンション:LEFTY スピードカーボンFOX RLC 
 Rサスペンション:FOX FLOAT RP23
 チェーン:KMC X9SL
 チェーンオイル:EVERS  carbon chain spray「DRY」
 サングラス:adidas 「EVIL EYE」
 シューズ:DIADORA 「PRO TRAIL CARBON」
 タイヤ:MAXXIS  F&R 「MONORAIL」 前後2.0bar
ヘルメット:BELL 「VOLT」
 ブレーキ:MAGURA 「MAGUNESIUM MARTA SL」
 ホイール:MAVIC CROSSMAX SLR
 ペダル:crankbrothers 「CANDY」
 サドル:フィジーク ANTARES
ハンドルバー:BBB FIBERTOP
シートポスト:BBB FIBERSCRAPER  
 無線:KENWOOD DEMITOSS20 UBZ-LK20(免許・資格不要モデル)
 ボディーメンテナンス:COMPEX  

#6HAKUBA 結果7位 レポート

2009年8月 4日


全日本が終わり2週間後に行われたシリーズ戦#6HAKUBAに参戦してきた。全日本が終わってからは体の休養、気持ちの休養に時間を費やした。次戦まで時間があることから出し切ることを目標にレースに臨んだ。会場は今年から新たに白馬のスノーハープでのレース開催となった。今回は雨レースだったのだが、コースの設定は「THEクロスカントリー」と言っていいくらいの良いコースだと感じた。アップダウンが程良くあり、下りもチャレンジ精神に火がつくような素晴らしいコース設定になっていた。スタートが近付くにつれドキドキ感が増していった。


 スタートは2時。最前列中央からのスタートとなった。スタートの瞬間は良かったのだが、コース入口のラインが悪く、一気に順位を落とす形でレースが始まった。コース内は凄まじい泥・・・・・・。まともに走れるラインが1本しかないため渋滞になりながらレースは進んでいった。体調はあまり筋肉に力が入らない状態で進んでいった。田んぼのような場所ではフロントタイヤのラインにリアタイヤが来るように意識しながら走り続け、視線は広くとって最速ラインを探りながら走っていった。ここまでの泥は自分の競技歴15年の中でもトップレベルの泥で、走っているうちに楽しくなってくるのがわかった。順位は8位前後でレースは進んでいった。表彰台圏内は常に見える範囲でレース前半が終わっていった。レースの中盤、少しづつコースの走り方がわかってきて現状で最高の走りができる場面もあった。しかし、足は力が入らずパワーセクションでは失速しているのがわかった。コース脇では前回引退した竹谷氏がいて、熱のこもった応援を繰り返し続けてくれた。尊敬する者からの応援は胸が熱くなった。コース中、一番斜度のある場所は自転車から降りて押した方が速いためになるべく膝を上げることに意識して走り続けた。上り坂はトルクを一定に保ち、下り、テクニカルセクションはできるだけミスをしないように丁寧に走った。最終周はペダリングの度に足が攣った。


 ゴールは7位であった。結果がすべてで今の力がここにあることを受け止めたいと思う。表彰台に乗っていない今シーズン。真面目にコツコツと自分を高めていこうと思う。自分を高めるために新しい事をやっているのだから、それを信じ前向きにチャレンジしていこうと思う。たくさんのサポート、応援本当にありがとうございました。


photo by michiko kawasaki


photo by UTA

 


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2009年全日本MTB選手権 レポート

2009年7月21日


1年に1回行われる全日本選手権は5位という結果となった。今はこの結果を真正面から受け止め、しっかりと体を休めたという気持ちでいっぱいである。それにしても優勝した幸平から11分の差というのはあまりにも衝撃的で、ここまでの過程がここまでの差を生みだしてしまったのだと感じている。正直、1周目からのトップとの差の開き方には恐怖すら感じる実力差があった。そんな中、自分はこれまでやってきたトレーニングの成果を最大限発揮するように全力で走り続けた。「最後まであきらめない。」それを思い続け走り続けた。


 全日本が行われるまでの期間は、自分の周りの協力もあり充実した時間の中でトレーニングに取り組むことができた。レース会場にはレース当日2日前に入り、入念な準備を進めた。レース当日は気持ちの良い天気となった。気温は少し暑いくらいでアップ中も少し足を回すだけで体が熱くなってくるのがわかった。アップを始めると、徐々に緊張感が増していき、スタート30分前からはMAXに達していた。これまでに感じたことのない緊張感。これまでに感じたことのない体の感覚。少しフワフワする感覚を感じながらスタートラインに並んだ。スタート2分前。コーチから最後のアドバイスをもらい、スタートの瞬間を待った。


 バンッ!ついにスタートとなった。はじめに飛び出したのは幸平。そして齋藤選手、小野寺選手。並ぶようにはじめの登り坂を登って行った。物凄い勢いだ。心拍は上がりっぱなしの状態で、息も上がりっぱなしだった。ゲレンデ左側の長い上り坂は、皆が全開のように感じた。足は乳酸でいっぱいになりながら上り続けた。そのままハイペースは続き、リフト下の直登区間に入る頃には少しだけパワーダウンしている自分がいた。やけに息が苦しく、どんどんパワーダウンしていくのがわかった。「しっかりしろ!自分!!!」と言い聞かせ、トップ集団から少し遅れる形で1周目が終了した。

 2周目に入っても、ハイペースな集団を後ろから見る形で追い続けた。順位は7・8番というところだったと思う。2周目は息と筋肉とのリズムが合わず、苦しい走りが続いた。

 3周目。前半は変わらず苦しく、我慢の走りが続いた。それでも少しづつ体のリズムが整ってきて後半には足が回ってくるのがわかった。

 4周目5周目になると、それまでハイペースを維持していた前走の選手が落ちてきて、その選手を1人づつパスしていった。内容的にはレースというより、持久走をしているみたいな面白くない展開だが、「あきらめない」ことが自分のすべてなので前だけを見て走り続けた。この周は応援が本当に支えとなった。

 そして、ラストラップの6周目。順位は5位だった。足は自分の足じゃないみたいに攣り、パワーをかけるたびに足裏の筋肉がすべて収縮する状態だった。我武者羅にペダルを回した周だった。そのままペダルを回し続け5位でゴールとなった。

 レースを振り返ると本当に厳しいレースとなった。そして、多くの応援の期待に応えられない自分の弱さに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。優勝した幸平との圧倒的な差を埋めるには、自分の気持ちを一から切り替え、1つ1つ確実な努力を積み重ねていくしかないと感じた。今回のレースに向けての準備、そしてレースに対しては全力で取り組めたので後悔はしていない。しかし、もっと日本一になるための自分象を明確にしなければ、ここからは一生抜けきることができないと感じた。
 まずはじっくり休み、次に進んでいきたいと思う。

 全日本の会場では本当にたくさんの応援ありがとうございました。
 そして、ここまで支えてくれた家族、チーム、コーチには心から感謝します。


photo by SHOJI UEDA


photo by UTA

・使用機材
 バイク:SCALPEL Mサイズ
 サスペンション:LEFTY スピードカーボンFOX RLC 
 Rサスペンション:FOX FLOAT RP23
 チェーン:KMC X9SL
 チェーンオイル:EVERS  carbon chain spray「DRY」
 サングラス:adidas 「EVIL EYE」
 シューズ:DIADORA 「PRO TRAIL CARBON」
 タイヤ:MAXXIS  F&R 「MONORAIL」 前後1.65bar
ヘルメット:BELL 「VOLT」
 ブレーキ:MAGURA 「MAGUNESIUM MARTA SL」
 ホイール:MAVIC CROSSMAX SLR
 ペダル:crankbrothers 「CANDY」
 サドル:フィジーク ANTARES
ハンドルバー:BBB FIBERTOP
シートポスト:BBB FIBERSCRAPER  
 無線:KENWOOD DEMITOSS20 UBZ-LK20(免許・資格不要モデル)
 ボディーメンテナンス:COMPEX  

富士見レースレポート

2009年6月 1日


結果:4位
時間:2:31:12(AVG11.1km/h)
コース:4000m×7Laps=28.0km

レポート:
 今年全日本選手権の会場となる富士見パノラマで行われるJシリーズ第4戦に参戦してきた。今回の自分の気持ちとしては、「全日本の前哨戦」という位置づけで気持ちを高めた状態で臨んだ。体調的にも長めの調整期間を設け、心身ともに良い状態で今回のレースをむかえた。
 今回は入念な試走をするために金曜日に会場入りをした。金曜日の午前中はドライで非常に走りやすく、コース全体を把握しやすかった。この日は3周で試走を切り上げ、COMPAXにてクールダウン、コンディションメニューを使って身体はフレッシュな状態で終えることができた。試走2日目。コースは前日の雨で少し湿り気を感じる程度になっていた。この日はポイントごとにスピードアップをしレースをイメージしながら試走を終えた。その後はCOMPEXでコンディショニングに徹し、気持よく試走を終えることができた。

 レース当日、天候は朝から雨。大荒れなレース展開が予想された。今回は、このような状態ながらレースをエンジョイできそうなイメージが浮かび、レーススタートまで前向きな気持ちでスタートを待つことができた。スタートまでは素パスタを食べてエネルギーを満タンにした。

 スタートは午後2時。多くの応援団が見守る中スタートラインに立った。気持ちは闘争心で満ち、スタートが楽しみで仕方がなかった。そして、BANN!とレースがスタートした。少ないラインを皆が一斉に攻めて走っていった。自分もまずまずな位置をキープしながらはじめのシングルトラックに入っていった。そして、荒れに荒れたコースを冷静な気持ちでプッシュしていった。コースは想像よりもずっと荒れていて、少しの油断もできない状態になっていた。そんなコースを走っていると、スタートして5分もしないうちに頭のリミッターが切れていくのがわかった。「うん、楽しい」そう思いながらレースは進んでいった。レースは長い上り坂に進んでいた。前にはアンカー辻浦選手がいて、同じようなペースだったので、一緒に登って行った。自分の息は上がっていたが、辻浦選手は冷静にラインを見極め良いリズムで走っていた。路面はどこもテクニカルな状態だった。とにかくミスなく走ろう!と集中して走っていると1周目が終わっていた。たしか3位だった。その後、2位になり、前を追う展開になっていた。サングラスには泥、ボトルにも泥、ハンドルも泥。皆が同じ状況の中、人間としての強さが求められているような気持ちでレースを走っていた。レースがスタートしてから雨は完全に止み、コース状況は周回を重ねるたびに悪くなっていった。泥は固まり、ラインは深くえぐれた状態になっていた。前は辻浦選手。2周、3周と背中が見える状態で走り続けた。自分にもミスはないがテクニックに定評のある辻浦選手は上手に走り差をつけられてしまった。

 4周目。皆同じ状況の中、自分のバイクが泥の影響でうまくペダルを回せなくなってきた。泥がチェーンに絡まり、フレームとフロントギアの間に噛み込んでいた。トレーニングでも泥の中を走るが、想定以上の泥で、今までの常識が通用しない状態になってしまった。フィードゾーンでは水をかけてもらい、なんとか自転車に乗れたが、その後の下りで泥を拾い、駐車場からの登りはストップ&ゴーの連続だった。そして、リフト下の上りではペダルを回せなかったので、ほとんど自転車を押す状況が続いた。そうしていると、後ろからも追いつかれ頭の中がモヤモヤしてきた。その場はなんとか耐え抜かれなかったが、その後の計測ポイント前の登りもチェーンが噛みこみ、すべて押して登りきった。

 5周目。同じ状態で走っていると、次々に抜かれていった。順位も大きく下げ5位で周回を重ねていった。
 6周目も上りという上りはすべて自転車を押して我慢の走りを続けた。この頃から、手の握力が落ち、転倒を繰り返してしまった。それでも攻められるのは下りだけだったので、とにかく攻めの走りを続けた。
 7周目。前を走っていた選手がメカトラブルで後退していたので、その選手をパスし4位で最後の周を走り続けた。上りはとにかく自転車を押してクリアし、下りはとにかく攻めて走った。周りの応援もヒートアップし、僕の気持ちもヒートアップして走り続けた。そして、ゴール。

 結果は4位だった。心身ともに良い状態で臨んだレースだけに、悔しさの残るレースとなった。今回は攻めの気持ちを一番に走り続けた。同じ条件で走り、前の3人は強かった。今回のような状況は例外的な事かもしれないが、これも良い経験としてうまく吸収していきたいと考えている。


 
今回のレースは今まで以上にたくさんの方々に支えられて走る事ができました。本当に感謝しています。応援が力になる事を身を持って体験しました。皆さまの応援をもっと力にできるように自分に厳しくトレーニングを積んでいきたいと思います。これからも心通じる応援よろしくお願い致します。


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箱館山レースレポート

2009年5月 7日


結果:8位
時間:2:05:58(19.0km/h)
コース:5300m×8Laps=42.4km

レポート:
 GW真っ只中の滋賀県箱館山のレースに参戦してきた。今回は新幹線を利用し遠征のストレスを最小限に抑えることができた。それを可能にしてくれるチームには感謝している。レース前日に会場入り、入念に3周の試走をする。例年とコースが逆周になり、ライダーの素質そのものが試される非常に素晴らしいコースに生まれ変わっていた。バイクのセッティング、タイヤの選択&空気圧を慎重にこなした。コースは凸凹としていて、砂利の浮いた砂利道、高速ダウンヒル、テクニカルなシングルトラックと非常にクロスカントリー的要素の高いコース設定となっていた。自分の中では「かなり良いコース」と評価したいと思う。そのコースを攻略するためにタイヤの圧はいつもより低めの1.8barに設定し、サスのセッティングも柔らかく設定した。コース上は砂が舞うようなサラサラ状態だったので、EVERS 「DRY」を多めに使い、レース後半の歯飛びを防いだ。とにかくバイクの性能をフルに使うことを意識した。体の状態は悪くもなく、めちゃくちゃ良くもなくという「普通」の状態だった。体のどの部分も痛むところがなかったので、走りに集中できる状態は整っていた。
 レース当日。レースの3時間前には会場入りし、他のレースを見ながら準備を進めていった。今回のレースでは周りに流されないように自分をコントロールし中盤での落ち込みを抑えること。冷静に今の自分を感じ、自分を知り、ノビノビと走る事を心がけた。
 レースは13時40分のスタート。一斉に皆が飛び出した。これから2時間のスタートだぁ!と落ち着いてスタートした。1周目は8位で戻ってきた。脳で感じる負荷と心拍の関係は良好だった。多少周りの状況によりペースの上げ下げはあるが、自分の設定内で前半をクリアすることができた。そして、大切な中盤を迎えた。「これからだ!」と気持ちは前向きで体がほぐれてきたのがわかった。体の使い方を意識し、補給の摂取をしっかりと実践していった。集中して後半戦に突入していった。ともに走る選手がいたことで集中力は倍増し、そこではいろんな発見があった。最終ラップはペースを上げていく事を意識した。ここでは予想外に後ろから選手が来てあっという間の1周となった。最後のスプリント勝負は結果の通りだが、自分の中では中盤のペースから明らかに上げていけた事が良かったと思う。
 レース後、データを見るとやはり中盤にペースが落ちていたことがわかった。ここは自分の感覚との不一致で、ここのトレーニング強化が必要だと感じた。他にも小さな改善点が見つかったので、そこを強化していきたい。前回のレースで感じていたあまり良くない歯車のかみ合わせは少し改善され、前向きな気持ちでレースを振り返る事ができているのがうれしい。次回富士見は万全な体制で臨みたいと思う。たくさんの応援ありがとうございました。そして、これからも応援よろしくお願いします。


photo by nagata


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八幡浜レースレポート

2009年4月28日



結果:7位

コース:5670m×6Laps=34.02km

レポート :国内Jシリーズの第2戦愛媛県八幡浜に参戦してきた。結果は7位。何はともあれ結果がすべてのレースにおいてこの順位は全く評価することができず、自分としても気持ち的に苦しい結果となった。今年から始めた新たな取り組みを信じて今までやってきている中で、それがすぐに形となって表れてほしい自分と、現実の自分とに差があり、日々のトレーニングの中でも葛藤が続いていた。それがレース結果として表れたのだと感じている。正直焦りがないと言えばウソになるが、それは目標がしっかりしているが故の気持ちの焦りだと感じている。レースが終わり、今は次に対する前向きな気持ちでいられるのも信じるものがあるからだと思う。すぐに結果が出るよりもその過程を楽しみたい。そうして結果を出して多くの物を発見していきたい。そう思っている。気持ちも身体もやわらかく次に向かっていきたい。それが今思うことです。

 さて、レースだがスタートは4位で進みシングルトラックに入っていった。そのまま前半は進み、3周目の下りで大きく転倒してからリズムが大きく崩れてしまった。バイクには何の問題もないのに、どんどん失速していくのがわかった。追い込めない体をコントロールするのが精いっぱいだった。そのまま後半に進み、ラストラップは全く追い込む事ができなかった。体のバネがなくなり、厳しい走りとなった。

 いくつかの事がうまくかみ合っていないので、その歯車を調整することに全力を尽くしていきたいと思う。


photo by JOKO

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J2 XCO 横浜 緑山スタジオレースレポート

2009年4月 6日


JCF J-SERIES J2 XCO緑山スタジオ・シティ

結果:2位

コース:2.1km×12Laps=25.2km

レポート :先週の鹿児島に続きJシリーズ2戦目に参戦してきた。先週のレースが終わり、高い負荷に慣れてきたということもあり、レースは先週よりも攻めの走りができるような予感を感じていた。コースは1周2.1kmと非常に短いが、適度なアップダウン、そしていくつかのテクニカルセクションがあり、走る方見る側にとって楽しめるコース設定となっていた。場所は横浜のTBS緑山スタジオで、都市型レースとしてこれから期待される素晴らしい場所だった。
 さて、レースは先週のレースで好調をアピールしていた竹之内選手を先頭にレースがスタートした。自分のスタートはまずまずで4位でコース内に入っていった。ダッシュ系はまだトレーニングで手をつけていないため、今の自分の素材100%を出せるように落ち着いて走った。1つ目のループが終わり2つ目のループに入る時には2位になり、前を走る竹之内選手の追走を開始した。1周目は約5秒のビハインド。乾いた路面から舞い上がる砂煙を追って行った。2周目からもあまり差が変わらないままレースは進んでいった。自分もミスをしているが、竹之内選手もミスをしているようで変わらぬ差は硬直状態に。レースの後半になり、自分のミスの回数が増えてくると徐々にタイム差がひらき30秒が開いてしまった。集中!集中!と思いながらつまらないミスを連発してしまった。最後の2周は全開でいったが差が縮まらないままレースは終わってしまった。最終的な差は55秒。
 レース2戦をこなし、NEWMTBとの一体感が増してきた事と、MTBのセッティングが良くなってきた事を感じたレースとなった。体調的には普通で、これからのトレーニングでまだまだ変われることを実感することができた。
 今回はコースとギャラリーの距離が近く、走る方も見る方もドキドキなレースであったと感じた。見て楽しんでもらえるようなレースができるように日々のトレーニングを続けていきます!
次のレースは4月26日愛媛県八幡浜です。
応援よろしくお願い致します。



photo by takishita


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南さつまレースレポート

2009年4月 1日


JCF J-SERIES J1 XCO#1 IN 南さつま

結果:4位

コース:4.8km×1Laps+5.1km×7Laps=40.5km


レポート :2009年のレースシーズンスタートとなる鹿児島県南さつまのレースに参戦してきた。新たな体制で向えた開幕戦ということで気持ちは自然と盛り上がる。今回は土曜日に鹿児島入りをした。温かい鹿児島を想像していたが、雨が降り寒い鹿児島だった。レース当日、天気は雲。コースはサラサラの土質のため前日の雨の影響は全くなさそうだった。今回のコースは、4つの細いシングルトラックと、それをつなぐジープロードでコースが構成されていた。シングルトラックは肩が当たるくらいに狭く、高い集中力が要求された。レースは13:30のスタート。スタート位置は1列目の左側。予定時刻にレースは始まった。「BANN!!」スタートと同時にクリートがはまらないトラブルはあったが、1つ目のコーナーを10番手くらいでクリアしていった。そこから広い所で少しづつ前にでていって6番手でシングルトラックに入って行った。そこからは抜くこともスピードを上げることもできないので、呼吸を整えることに専念した。そのうち、トップ3人と少し差が空いていくのがわかった。しかし、細いシングルトラックではどうすることもできないので、広くなるのを待った。その後のジープロードで2人を抜き、4位のまま前を追っていった。シングルトラックを抜けた後のダッシュが非常につらく、筋力的にも余裕がないので、ギアを落とし高ケイデンスに切り替えて高速域は乗り切った。そして、シングルトラックはミスをしないように落ち着いて走った。1周目は4位。前は見える範囲だが、詰めることがなかなかできなかった。その後も、表彰台に上がれる位置まで行きたかったので、とにかく3位を追って走り続けた。3周目に大きく転倒し、バーエンドがグニャリとなったが、乗りながら元の位置に直し走り続けた。3位の選手の背中が見える範囲で後半に突入した。3位の選手はダンシングで力強くパワークライムをしていくのに対し、シッティング&高ケイデンスで対応し続けた。つまらない差。というよりも後半は少しづつだが離されていった。心拍に余裕はあるが、レースレベルの高負荷に筋力が対応できていないのが感じられた。その中でも、自慢のバイクに身を任せ、今までの経験をフルに生かしながら4位の順位をキープし続けた。その後も、3位に追いつくことができないまま最終ラップに突入した。後ろを見れば、5位の選手が見えていた。最後は、自分の小技をフルに使い、少しだけ引き離して4位ゴールとなった。
 スタートでトップを逃がしてしまった事。表彰台に立てなかった事。にかなりの悔しさは残るが、今の自分を冷静に判断し、自分をうまくコントロールしながらレースができたことに満足している。今年はベース拡大のためのベース走のみをトレーニングしている。その中で最大限の走りはできたと自分では評価している。「トレーニングをするためのトレーニング」がやっと終わったばかりの自分にとって、開幕戦の走りは自信を高める良いきっかけとなった。



photo by eguchi

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#6石川県 瀬女高原レースレポート

2008年10月20日


・ レース名 2008年Jシリーズイン石川瀬女高原大会
・ 日時    2008年9月19日
・ 場所   石川県 瀬女高原
・ 距離    6000m×7Laps   42000m
・ 結果   5位  (男子エリート 73人中)
1位辻浦圭一(アンカー)
    2位山本幸平 (アンカー)
    3位竹谷賢二 (SPECIALIZED) 
  
・ レースサポート  「サイクルショップ YOU CAN八王子店」
            http://www.c-youcan.com/

・ レース使用機材
フレーム キャノンデール SCALPEL Mサイズ
サスペンション  F LEFTY 110SL   85PSI
R FOX FLOAT RP23 65PSI
ギア  (2×9)  F 44T・29T R 11T?34T
ステム  ?5度90mm
タイヤ  MAXXIS F「MONORAIL26×2.1」1.8気圧
R「CROSSMARK26×2.1」1.8気圧
ホイール  MAVIC SLR
ブレーキ  MAGURA marta SL
ペダル  crankbrothers  「candy 4ti」
シューズ  DIADORA 「TEAMRACER CARBON MTB」
ヘルメット BALL 「Sweep R」
サングラス adidas 「evil eye pro race edition」 a126 L
チェーン  KMC  「KMC-X9 SL」
チェーンオイル  EVERS 「CARBON CHAIN SPRAY DRY」
レースウェア  ON-YO-NE
                     (順不同)


・ レースレポート
 国内を転戦するJシリーズ最終戦に出場してきた。今回のレースは前回のレースから約2ヶ月半ぶりとなり、「久々のレース」という印象が強かった。最終戦という事で、最良の結果を求め、会場入りした。
会場は、石川県瀬女高原。金沢より約1時間程度山奥に進んだところに今回の会場はある。東京からだと、関越道、北陸道を使い約7時間の移動だ。今回は今流行の「段階的着圧タイツ」を用い、万全の体制で移動をした。会場にはレース前日に到着した。コースは例年同様で、コースのコンディションも良く、翌日に控えレースをイメージしながら入念に試走を行った。今回より導入したSCALPELとコースとの相性が良く、例年以上のラップで走れていることを確認できた。

 コースは1周6km。印象は平坦系のコースだが、コース内はボコボコとした岩と根っこにより、小さな衝撃が蓄積されやすいコースだ。そんな中、今回から採用したSCALPELは地面を滑るかのような感覚で、自分の思い通りのラインを走ることができた。コース前半は、コース中1番長いジープロードを登り、それを一気に下ってくる。この下りは根っこが縦横無尽に張り巡られていて、少しのミスが大きな代償となりやすい下りだ。その後は、緩い下り基調でボコボコの路面を高速で走りぬけるパワー系の区間である。そこを折り返すと緩い登りが待ち構えている。ダラダラと続く、1本道。その後は、少しのアップダウンを繰り返し、1周となる。

 レース当日。これぞ「秋晴れ!」というような晴天。気温も程よく、最終戦を走るにふさわしいレース日和となった。コース周辺を見上げれば紅葉がはじまり、秋の始まりを感じさせる心地良い日となった。レース当日は久々のレースという事で、少し緊張しているのが自分でわかった。レース前の食事も幾分ノドの通りが悪いように感じた。しかし、「やるべき事はやってきたし、今できることは落ち着く事。」と思った瞬間、急に集中力が増してきた。

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2008年全日本選手権レースレポート

2008年7月23日


・ レース名 第21回全日本MTB選手権大会

・ レースレポート
1年に1回の全日本選手権に出場してきた。結果は4位。悔しいレース結果となった。レースの中盤くらいからは自分の走りが全くできていなかったのが事実である。今後のためにも、今回の失敗原因をはっきりさせて、良いイメージ作りを先行させたい。

今回のコースは、昨年のコースを逆走といった印象を受けた。昨年とは約8割近く変更され、昨年のコースでイメージトレーニングしていた僕にとって大きな誤算だった。スタートして、ゲレンデのボコボコ路面の九十九折を登り、昨年まで登っていたジープロードを一気に下り、新設された舗装路を登って一度メイン会場近くまで戻ってくる。そこから下り続けて、昨年まで下っていたところを逆走する感じですべてを登って1周といったコースだった。コースデザイナー曰く、「リズムのとりづらいコースにした。」という言葉通りのコースとなっていた。

レース当日、天候は晴れ。朝から快晴であった。汗っかきの僕にとって、「暑すぎ」と感じるくらいの気温だった。宿から会場までアップがてらペダルを回していったのだが、一気に汗だくとなった。スタートまでは小まめに水分補給をして、スタートを待った。

スタート地点では召集が始まった。スタートラインに並ぶ。今回はオリンピック出場が決まった幸平が同じクラスとなり、外野の見方は「大本命」といったところ。全日本なので、1位にこそ価値がありそれを目指して走ることが今回の目標。1位になれる位置にいることはわかっているし、1位になりたい自分がいるからスタートラインに並んでいる。スタートラインに並んでからの10分はこのことだけが頭の中に。集中はMAXになり、スタート30秒前となった。大きく深呼吸をして、ピストルの音を待った。

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