南さつまレースレポート

2009年4月 1日


JCF J-SERIES J1 XCO#1 IN 南さつま

結果:4位

コース:4.8km×1Laps+5.1km×7Laps=40.5km


レポート :2009年のレースシーズンスタートとなる鹿児島県南さつまのレースに参戦してきた。新たな体制で向えた開幕戦ということで気持ちは自然と盛り上がる。今回は土曜日に鹿児島入りをした。温かい鹿児島を想像していたが、雨が降り寒い鹿児島だった。レース当日、天気は雲。コースはサラサラの土質のため前日の雨の影響は全くなさそうだった。今回のコースは、4つの細いシングルトラックと、それをつなぐジープロードでコースが構成されていた。シングルトラックは肩が当たるくらいに狭く、高い集中力が要求された。レースは13:30のスタート。スタート位置は1列目の左側。予定時刻にレースは始まった。「BANN!!」スタートと同時にクリートがはまらないトラブルはあったが、1つ目のコーナーを10番手くらいでクリアしていった。そこから広い所で少しづつ前にでていって6番手でシングルトラックに入って行った。そこからは抜くこともスピードを上げることもできないので、呼吸を整えることに専念した。そのうち、トップ3人と少し差が空いていくのがわかった。しかし、細いシングルトラックではどうすることもできないので、広くなるのを待った。その後のジープロードで2人を抜き、4位のまま前を追っていった。シングルトラックを抜けた後のダッシュが非常につらく、筋力的にも余裕がないので、ギアを落とし高ケイデンスに切り替えて高速域は乗り切った。そして、シングルトラックはミスをしないように落ち着いて走った。1周目は4位。前は見える範囲だが、詰めることがなかなかできなかった。その後も、表彰台に上がれる位置まで行きたかったので、とにかく3位を追って走り続けた。3周目に大きく転倒し、バーエンドがグニャリとなったが、乗りながら元の位置に直し走り続けた。3位の選手の背中が見える範囲で後半に突入した。3位の選手はダンシングで力強くパワークライムをしていくのに対し、シッティング&高ケイデンスで対応し続けた。つまらない差。というよりも後半は少しづつだが離されていった。心拍に余裕はあるが、レースレベルの高負荷に筋力が対応できていないのが感じられた。その中でも、自慢のバイクに身を任せ、今までの経験をフルに生かしながら4位の順位をキープし続けた。その後も、3位に追いつくことができないまま最終ラップに突入した。後ろを見れば、5位の選手が見えていた。最後は、自分の小技をフルに使い、少しだけ引き離して4位ゴールとなった。
 スタートでトップを逃がしてしまった事。表彰台に立てなかった事。にかなりの悔しさは残るが、今の自分を冷静に判断し、自分をうまくコントロールしながらレースができたことに満足している。今年はベース拡大のためのベース走のみをトレーニングしている。その中で最大限の走りはできたと自分では評価している。「トレーニングをするためのトレーニング」がやっと終わったばかりの自分にとって、開幕戦の走りは自信を高める良いきっかけとなった。



photo by eguchi

・使用機材
 バイク:SCALPEL Mサイズ
 サスペンション:LEFTY スピードカーボンFOX RLC 
 チェーン:KMC X9SL
 チェーンオイル:EVERS  carbon chain spray「DRY」
 サングラス:adidas 「a382 adilibria shield S」
 シューズ:DIADORA 「PRO TRAIL CARBON」
 タイヤ:MAXXIS  F&R 「MONORAIL」 前後2.3bar
ヘルメット:BELL 「VOLT」
 ブレーキ:MAGURA 「MARTA SL」
 ホイール:MAVIC CROSSMAX SLR
 ペダル:crankbrothers 「CANDY」
 サドル:フィジーク ANTARES
ハンドルバー:BBB FIBERTOP
シートポスト:BBB FIBERSCRAPER
グリップ:BBB FREEGRIP   
 無線:KENWOOD DEMITOSS20 UBZ-LK20(免許・資格不要モデル)
 ボディーメンテナンス:COMPEX  

※今回のコースは、土質がサラサラの砂状のためタイヤの圧をいつもより高めに設定。ブロックが立ちしっかりとグリップすることができた。サスペンションを「FOX RLC」に変更。沈み込みの初期がスムースで、常にストレスフリーだった。


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