2008年MTB世界選手権大会 レースレポート

2008年7月 3日


・ レース名 2008MTB世界選手権大会
・ 日時    2008年6月22日
・ 場所   イタリア マレ
・ 距離    6200m×7Laps   43400m
・ 結果   77位  (男子エリート 124人中)
  
・ レースサポート  「JAPAN ナショナルチーム」          

・レースレポート
「今自分にできるすべての準備をしてイタリアに行こう!」と決めた5月末。4年ぶりの日本代表だ。気持ちは自然と高まり、ここ数年の同じ時期とは全く違うモチベーションでトレーニングに集中する事ができた。純粋に「少しでも強くなりたい!」。そんな気持ちで出国のその日までを過ごした。

イタリアに到着。思ったよりも時差の影響をうけずにレース当日を待つ。時差ぼけは到着4日目で完全になくなった。レース会場近くのサイクリングロードで調整を繰り返した。僕の出場するレース当日までは、様々なレースが開かれた。各国代表チームリレー、男子ジュニアXC、U23(23歳以下)XC男子、男子DH、女子DHなどなど。日本代表の選手が出場するレースは応援に行った。毎日が興奮。感動。改めて「レースは楽しい!」と心から思った。各選手のがんばりに、自分もモリモリとやる気が出てきた。各クラスで優勝者が決まるわけだが、その瞬間を見れば見るだけ「優勝者が優勝者である理由」が見えてきた。僕に見えたのは「心」だね。使っている機材なんて関係ない。「世界1の心」を持っている選手は優勝しているように見えた。レースを見るってのも貴重な事だと感じた。

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Jシリーズ第4戦 富士見 レースレポート

2008年6月 6日


・ レース名 JシリーズXCO#4
・ 日時    2008年6月1日
・ 場所   長野県富士見パノラマスキー場
・ 距離    4000m×8Laps   32000m
・ 結果   19位  (男子エリート 75人中)
  
・ レースサポート  「サイクルショップ YOUCAN八王子店」
         

・ レース使用機材
フレーム キャノンデール タウリンSサイズ
サスペンション LEFTY 110SL  95PSI
ギア  (2×9)  F 44T・29T R 11T?34T
ステム  ?20度130mm
タイヤ  MAXXIS 「MONORAIL26×2.1」F・R 2.2気圧
ホイール  MAVIC SLR
ブレーキ  MAGURA marta SL
ペダル  crankbrothers  「candy 4ti」
シューズ  DIADORA 「TEAMRACER CARBON MTB」
ヘルメット BELL 「Sweep R」
サングラス adidas 「evil eye pro race edition」 a126 L
チェーン  KMC  「KMC?X9」
チェーンオイル  EVERS 「CARBON CHAIN SPRAY DRY」
レースウェア  ON?YO?NE
                     (順不同)


・ レースレポート
 Jシリーズ3連戦の最後、富士見パノラマスキー場#4に出場してきた。結果は19位だった。
 レース当日、天候は晴れ。前日までの雨の影響で、湿度は高め。コースコンディションは時間が経つにつれて乾いてくるという状態。コースは「登っては下って、下っては登る。」を繰り返す、メリハリのあるレイアウトだった。1周4000mと短いため、ラップタイムは早いと予想された。タイヤ選択は難しかったが、オールマイティーな「MONORAIL」を選択した。
 レーススタートは14:00。それまで、入念にアップを重ねる。会場が富士見ということで、いつになく応援団の数が多い。こういう雰囲気は嫌いじゃないので、気持ちを少しづつ上げていく。そしてスタートラインに。


photo by inoue

 「バンッ!」ペダルをはめ、全力疾走。しかし、身体が重い。重すぎる。全くキレがなく、足が回らない。はじめの登り坂は4位で登りきり、シングルトラックの下りに。そこで、息を整え、次の登りに備えた。下りは想像以上にスリッピーだったが、べつに遅すぎるわけじゃないから、気にしなかった。そして、駐車場横の舗装スペースに出ると、前を走っている、小野寺選手、竹之内選手、ディラン選手がハッキリ見えた。舗装スペースではフロントサスペンションをロックし、力の限り加速していった。その後の登りになり、ディラン選手を抜いて、前の2人を追った。しかし、身体は重い。息は上がらないのに、足が一杯々な感じ。「連戦の影響?」と頭をよぎるが、「皆同じ条件。」と気持ちを入れ替える。その状態で、コース最高地点まで登っていった。後ろには竹谷選手。

photo by kimihiko uta


そのまま下り、直登ポイントに。すぐさま竹谷選手が並んできたが、何もできないまま抜かれた。身体が重い。その後は、ガマンして竹谷選手の背中がハッキリ確認できる範囲で登りきった。そのまま1周目を4位で通過。2周目前を見ると竹ノ内選手が近づいてくるのがわかった。このときの僕には前の選手を追うことしかできなかった。

photo by kimihiko uta


だから、「まずは竹ノ内選手。」とペダルを回し続けた。そして、2周目後半で追いつき、抜く事ができた。3位に。次の目標は前を走る「竹谷選手だぁ?」と2周目を終了。3周目へ。見通しの良くなるところでは、前の2人がハッキリ見えた。「近づきたい!」それだけだった。3周目も変わらず3位。「またこのポジションか。。。」4周目へ。後ろには千田選手。


photo by inoue

一緒に走ることができたので、集中力が増してきた。千田選手は前に行きたがっていたので、「前にはいかせません作戦」を決行。常に僕が前を走る形で4周目は終了。5周目へ。一緒に走るは千田選手。常に一緒も嫌だったので、下りでスピードアップした時に、やってはいけないミスをしてしまった。タイヤを岩にヒットしてしまった。

photo by hiroaki takei


パンクだ。それでも、まだ少しタイヤ内には空気が残っていたので、行けるところまでは乗っていくことを決めた。そして、限界がきたところでパンク修理。レース中のパンク修理は2年ぶりだ。「落ち着け!」と大きく深呼吸をした。


photo by inoue

タイヤを外し、タイヤの片方のビードを落とし、チューブレス用のバルブを外し、新しいチューブを入れて、タイヤを再度はめて、空気注入!の準備のところまでは順調だった。しかし、その後のタイヤへの空気注入がうまくできず、走れる状態までにすることができなかった。この状態のところまでで、千田選手には抜かれたが、その後の選手には抜かれていなかった。順位は4位。自転車とともに走り出した。この失敗はすべて自分の失敗だし、レースを止める理由はどこにもなかったから、走り続けた。


photo by inoue

一人また一人と抜かれていくが、気にせず走り続けた。登りは自転車を押して。下りはパンクしたタイヤを走らせた。その状態で5周目終了。順位はわからない。6周目へ。ずっと走り続けた。そして、この状態で1周回ったところで、レースを下ろされた。結果19位。僕のレースは?2LAPSで終了した。
 レース後は色々な思いが駆け巡ったが、悪かった事をクヨクヨ後に引きずる事ほど無駄な事はないので、気にしないことにした。レポートを書いていると少し思いだすが、もう忘れる事にする。そう決めた。今は、身体を休める事と、良いイメージを取り戻す事に時間を割きたいと思う。世界選手権までは少しの時間しかないが、その限られた時間を有効に使いたいと思う。久々に世界トップの舞台で走れることに今は物凄く興奮しているし、それまでの過程が本当に大切だと思うから。
 がんばるさ!!!!これからも!!!!!


富士見では本当に多くの応援ありがとうございました。結果がなかなかついてこない僕ですが、これからも応援よろしくお願いします。
 

Jシリーズ第3戦 八幡浜 レースレポート

2008年5月28日



・ レース名 JシリーズXCO#3(オリンピック選手選考会) 
・ 日時    2008年5月25日
・ 場所   愛媛県八幡浜若山 市民スポーツパーク UCI公認XCコース
・ 距離    5670m×6Laps   34.02km
・ 結果   4位  (男子エリート 61人中)
    1位 山本幸平(アンカー)              1:48:13
    2位 小野寺健(SUBARU GARY FISHER)1:49:41     
    3位 竹谷賢二(SPECIALIZED)       1:52:23
    4位 山本和弘(cannondale YOU CAN)         1:53:08  
・レースアベレージスピード      18.05km/h
  
・ レースサポート  「サイクルショップ YOUCAN八王子店」
・          「MC INTERNATIONAL(MAGURA)」 

・ レース使用機材
フレーム キャノンデール タウリンSサイズ
サスペンション LEFTY 110SL  95PSI
ギア  (2×9)  F 44T・29T R 11T?34T
ステム  ?20度130mm
タイヤ  MAXXIS 「MONORAIL26×2.1」F・R 2.2気圧
ホイール  MAVIC SLR
ブレーキ  MAGURA marta SL
ペダル  crankbrothers  「candy 4ti」
シューズ  DIADORA 「TEAMRACER CARBON MTB」
ヘルメット BELL 「Sweep R」
サングラス adidas 「evil eye pro race edition」 a126 L
チェーン  KMC  「KMC?X9」
チェーンオイル  EVERS 「CARBON CHAIN SPRAY DRY」
レースウェア  ON?YO?NE
                     (順不同)


・ レースレポート
Jシリーズとしては3戦目の八幡浜のレースに参戦してきた。今回は、オリンピックの候補選手を決めるレースとなっているので気持ちはいつもと少し違った。エリート61人中15人が選考対象。僕もその中に入っているため、レース前日に記者会見があった。気の利いたことは言えないので、「レースの始めから最後まで全力で走ります。」と短めのコメントで、自分にプレッシャーをかける。僕は口に出して、自分にプレッシャーをかけるタイプだ。レース前日は、土砂降りの雨の音を聞きながら就寝した。
レース当日。天候は朝から晴れ。湿気が肌にこべりつくくらいの湿度だった。本当に蒸し暑かった。コース状況を確認するために会場へは早い時間に到着。他のクラスのレースを確認しながら、準備を進めていった。
アップはレースの1時間半前からゆっくり始めた。レースのイメージをしながら、徐々に身体を温めていく。走っているときのギア比、スピード感がイメージできるくらい鮮明にイメージできた。タイヤは登坂スピードを優先して「MONORAIL」を選択。気持ちは盛り上がってきた。
スタート地点に並ぶ。メイン会場には物凄い人・人・人・・・・。他のイベントも併用して行われているため、人の熱気を感じるほどだった。スタート時間が14時。気温もグングン上がり、湿度も最高潮に上がっていた。何もしていないのに、汗はポタポタ。スタート前は、氷水で冷やしたタオルを首元にあてて、集中力をあげていった。


「BANN。」レースがスタートした。スタートと同時に、「全力。」の文字が頭を支配した。先頭ではじめの登りを登って行く。その後の平坦区間で、2人に抜かれ3番手でシングルトラックに入っていった。息は上がりっぱなし、路面はかなりスリッピー、なかなか冷静になれない状態で、はじめのシングルトラックをクリアした。少しイメージとの違いを感じながら、メイン会場の横をぬけていく。先頭とはまだ離れていない。とにかく、全開・全力。通称「桜坂」という登坂で小野寺選手に抜かれる。そのまま、次のシングルトラックへ。下りはパックになって下っていった。その後、アスファルトの3分くらいの登り坂で、スピードは一気に上がった。皆全開。ギアはアウターのまま、加速していく。息は上がりっぱなし。後ろから、モリモリと竹谷選手が迫ってきた。あわせて上っていきたいが、遅れをとってしまった。とにかくアクセル全開。トップ弟、2位小野寺選手、3位竹谷選手、4位辻浦選手、そして僕と。アスファルトの登坂を上っていった。まだ見えている。もちろん全力。一度下り、またシングルトラックの登りを登って、根っこだらけの下りを下っていった。かなりスリッピーで、少しのミスが大きな差になると感じた。慎重に下っていく。ここでの下りでは、登りの差がそのままの差となって、下っていった。そうして、1周目終了。5位。トップとは少し離れた。1周目は本当に息が落ち着かず、身体はバラバラだった。


2周目。前を走る辻浦選手が近づくのがわかった。だから、「まずは辻浦選手に追いつく。」を目標に走っていた。とにかく、前へ全力で。2周目後半の下りでパスし、そのまま2周目終了。後ろにはピッタリ辻浦選手。


3周目へ。前の3人は見えない。タイム差は数十秒なのに、姿を確認できなかった。全力全開ではじめの舗装区間を走っていく。シングルトラック手前、辻浦選手が前に出てきた。後ろにつきながら、息を整えた。やっと、身体の軸が出てきた。シングルトラックの下り区間を終え、登りに差し掛かるところで強引ではあったが、前にでてペースを上げていった。各ポイントで前とは数十秒という情報があり、「おいつけこの野郎!!!!状態」だった。(自分に対して。言葉が汚くてごめんなさい。でも本当に思っていた。)一つ目のシングルトラックを終え、メイン会場の横を全力疾走。身体が熱い、ノドがカラカラ。勢いにのせた自転車の上で、ボトルの水分を一気に飲み干す。すぐにフィードゾーンがあるので、そこで、キンキンに冷えたボトルを受け取る。この時点で僕は4位を走っていると思っていたら、前を走る竹谷選手がテクニカルフィードゾーンでタイヤ交換をしていて、3位になっていたみたいだ。でも、そんなことはわからず、後ろに辻浦選手、少し後ろにディラン選手が見える状態で後半のシングルトラックに入っていった。前は見えないものの、前とのタイム差が変わらないことをわかっていた。シングルトラック後のアスファルトの登りは、とにかく全開。前だけを見て、ダンシングとシッティングを組み合わせ、加速加速。とにかく、前しか見てなかった。3周目は4位だと思っていたけど、3位で通過。


4周目へ。とにかく全開。4周目のはじめのシングルトラックで後ろから誰かが迫ってくるのがわかった。辻浦選手、竹谷選手、ディラン選手だった。「??????」辻浦選手、ディラン選手は予測の範囲内だったけど、「竹谷選手?」と思った。「今3位か?」ここで、今の状態がわかった。そして、後半のシングルトラックへ。皆元気で、フィードゾーンの登りで、僕を抜いていった。辻浦選手とディラン選手に抜かれた。そのまま5位で下りに。「絶対抜いてやるっ」と下りながら思っていた。そして、3分くらいのアスファルトの登りで、一気に加速。3位で頂上に。下りも攻めていって、4周目は3位で通過。


5周目へ。後ろに竹谷選手が来ているのがわかったが、とにかく全力全開。そして、1つ目のシングルトラックが終わる時には、後ろに竹谷選手が来ていた。完全に僕の中で火がついた。このとき、竹谷選手はたぶんタイヤ交換をしたんだろうな。なのに、追いついてきた。一度ハンデをもらったのに、負けてたまるか。と頭の中はこんな状態。もちろん、前を追っているのは確かだけど、今の状況を考えると、まずは竹谷選手に前を走られるのが嫌だった。竹谷選手はもっと前を見ていたかもしれないが、僕は竹谷選手しか見れなかった。だから今まで以上に全開。「ここでがんばらないでどこでがんばる。」が頭を支配。フィードゾーンのところで、前に行かれ、そのまま下っていった。アスファルトの登りで、ロックオン。そして、抜いた、そして並んだ、ガマン、ガマン、抜かれた。くそっ。後ろにつく。ついていける。このまま上まで!でも僕シフトダウン。竹谷選手シフトアップ。あ??!!!!!1m、2m、3m・・・・・・と離れていく。本当に全力だった。それまでも全身は攣っていたけど、もうなにがなんだかわからないくらい全身が攣っていた。それからの下りは、うまく下れないし、一度足をつくと足裏が攣って、クリートがどこにあるかわからず、ペダルにはめれないまま根っこにはじかれるし。もうむちゃくちゃ。でも、何があるかわからないから前を追う気持ちは忘れなかった。5周目4位通過。


6周目も全開。内容を覚えていない。そのままゴール。4位だった。


とにかく全力で走って、4位でした。この結果は素直に受け止めます。正直、前の3人は強かったし、相手になっていなかった。でも悔しい気持ちがあるのは確かだし、できれば「どさんこ1・2・3位」したかった。正直そう思う。
レースが終わって、あそこをこうしていればよかったなぁ?というところはなかった。でも、弱いところはわかったので、そこを修正していきたいと思う。
これまでの結果で、世界選手権の代表に選ばれたけど、行くまでの過程を大切にしたいと思う。
これからも、よろしくお願いします。

Jシリーズ第2戦 仙台 レースレポート

2008年5月20日


・ レース名 JシリーズXCO#2 
・ 日時    2008年5月18日
・ 場所   仙台市泉ヶ岳スキー場
・ 距離    6.0km×6Laps   36km
・ 結果   5位  (男子エリート 65人中)
    1位 山本幸平(アンカー)              1:44:30
    2位 小笠原崇裕(OGA・CORRATEC)     1:45:15
    3位 辻浦圭一(アンカー)              1:46:22
    4位 小野寺健(SUBARU GARY FISHER)1:46:30
    5位 山本和弘(cannondale YOU CAN)         1:47:01   
・レースアベレージスピード      20.1km/h
  
・ レースサポート  「サイクルショップ YOUCAN八王子店」

・ レース使用機材
フレーム キャノンデール タウリンSサイズ
サスペンション LEFTY 110SL  95PSI
ギア  (2×9)  F 44T・29T R 11T?34T
ステム  ?20度130mm
タイヤ  MAXXIS 「CROSSMARK 26×2.1」F・R 2.2気圧
ホイール  MAVIC SLR
ブレーキ  MAGURA marta SL
ペダル  crankbrothers  「candy 4ti」
シューズ  DIADORA 「TEAMRACER CARBON MTB」
ヘルメット BELL 「Sweep R」
サングラス adidas 「evil eye pro race edition」 a126 L
チェーン  KMC  「KMC?X9」
チェーンオイル  EVERS 「CARBON CHAIN SPRAY DRY」
レースウェア  ON?YO?NE
                     (順不同)


・ レースレポート
今シーズン2戦目となる仙台泉ヶ岳。初戦の良いイメージをそのままに仙台市に到着した。会場にはレース前日に到着。試走時間に雨が降りコースはマッド状態になったが、試走を入念にこなす。はじめはMAXXISのマッドタイヤ「MEDUSA」で1周走り、コースを確認。今までも高速コースだったが、さらに高速化され集中力が要求されるコースへと変更されていた。ひとつのミスが大きく影響するコースだと感じた。2周目は、少しスピードを上げて走るためにタイヤを「MONORAIL」に変更。多少のマッド状態なら「MONORAIL」でいけると確信。試走を終えた。
レース当日、天候は晴れ。気温は20度前後と快適。タイヤは前クラスの走りを見て、コースがほぼDRYコースだと確認できたので、転がり抵抗の少ない「CROSSMARK」を選択。高速ジープロードと芝生での踏みの軽さを優先し「CROSSMARK」に決めた。そして、チェーンオイルはEVERS 「CARBON CHAIN SPRAY DRY」を使用。脱脂した「KMC?X9」チェーンへの時間差2度噴きかけで、チェーン摩擦を極力ZEROに近づけた。マシンは完璧。
周囲では、フランスから帰ってきた弟との「兄弟対決だね!」と声をかけられる。「そうできればいいが、まずは自分の走りをします!」と返答。スタートが近づくにつれて、身体が「追い込みたい!!!!!!」と叫ぶようになってきた。

photo by natsuki yamada


スタートは14:00。周回数は6周と翌週のレースへの影響を考慮し例年より少ない設定にされた。そのため、レースは1時間45分くらいと予想された。召集時間まで入念にウォーミングアップを続けた。スタート位置は1列目中央。僕の左には弟幸平。その隣には小野寺健選手。どさんこ3人が1列に並んだ。フロントサスペンションをロックし、準備は万端。スタートの号砲を待った。「バンッ!」レースがスタートした。スタートダッシュは、小野寺選手。その後ろに幸平。そして、TREK竹之内選手が続いた。次に僕で全体を把握できる好位置をキープした。スタートは問題なくいったが、サスペンションを解除した時にペダルが地面に当たってしまい、転倒しそうになった。しかし、なんとか回避し、ペースアップする前を追った。スタートしてからは、しばらく上りが続くのだが、そこで抜いたり抜かれたりで順位が入れ代った。そこは、とにかく全力で、狭いシングルトラックの入り口まで全開でペダルを回した。そして、シングルトラック入り口。僕は4番手で入っていった。ミスなく、呼吸を整えることに集中し、シングルトラックを進む。前3人とは少し間隔がひらいてしまった。下りでヒザが硬く、なんだかうまく下れていないことに気づく。先程の転倒回避で変な力がかかったみたいだ。身体が硬い。ヒザで地面の衝撃をうまく吸収できないから、チェーンが暴れて、チェーンジャムを数回。下りで小笠原選手に抜かれた。でも、まだまだ先頭は見えているし、その先の高速ジープロードで身体のスイッチを切り替える事ができた。仙台名物、高速ジープロード。砂利の上を浮いているように進んでいく。その後、ジープロードのだらだらした上りで、先頭3人を追い出した。この時点で、前は幸平、辻浦選手、小野寺選手。追う集団は、僕、小笠原選手、ディラン選手の3人。「CROSSMARK」の転がり抵抗の軽さを生かし、前との差を縮めていく。そのジープロードで小野寺選手を吸収し、前のアンカーコンビを追いかけた。1周目終了。前アンカーコンビとは5秒差で、3位通過。


photo by yuko sasaki

追いつきたいから、全開でペダルを回す。スタート地点を過ぎてからの上りで、小笠原選手がスルスル加速していく。それに合わせたかったが、うまくリズムにのれなく、離れてしまった。(ここが今回1番悪いところ。後に小笠原選手は前に合流)少し間をあけて、追いかけた。距離は少しなんだけど、追いつけない厳しい状態。一緒にいたディラン選手は遅れて、4位単独になった。前に見える3人を追って、2周目終了。先頭集団とは45秒差。
ただただ追うだけ。走っていると身体が熱くなり、大量の汗をかいているから、多めに水分補給することも意識。初戦のように攣りたくないからね。3周目。一緒に走っていたのは小野寺選手。今年から29インチバイクをあやつる選手だ。思惑は一緒で前に追いつきたい。前3人がバラバラになっているという情報が入っていたので、「一人でもいいから吸収したい!」と思っていた。コースの開けたところでは、バラバラな3人が見えた。なかなか差がつまらない3周目。3周目終了。

4周目へ。4周目は、小野寺選手のミスなどで、また4位一人旅となった。この頃、辻浦選手がメカトラという情報を聞いた。身体はどこもおかしなところもないし、前を追うことに集中できていた。4周目終了。3位辻浦選手とは50秒差。スタート地点から辻浦選手の姿をハッキリ確認する事ができた。


photo by yuko sasaki

5周目へ。「表彰台。」の文字が頭から離れない。必死にペダルを回した。しかし、このとき、1分くらい離れていた小野寺選手が後ろから迫ってきているのがわかっていた。くそっ!5周目終了時点で、3位辻浦選手とは50秒差。後ろ小野寺選手までは10秒差だった。


photo by yuko sasaki

6周目、ラストLAPだ。もちろん、力の限りペースを上げた。でも、後ろから迫ってくる小野寺選手。コース中1番長いシングルトラックの入り口で追いつかれ、隙をつかれ先にシングルトラック侵入を許してしまった。(ここが今回2番目に悪かったところ。)その後、下りで少し間をあけられた。僕も全開だが、あっちも全開。差が縮まらないまま、後半のダラダラ上りに。今年の上りには自信があるから、「全開で走りました。でも、追いつけませんでした。」という状態。そのまま、5位ゴールとなった。
最後は、自分の中で諦めたわけでもないし、力を抜いたわけでもない。ミスもなかったし、できることはやった。シングルトラックを先に入っていればどうなったかわからないけど、それは「たられば」の話。2周目すぐの小笠原選手に離されてしまったのも、今になって良く考えると整理できているし、もし今度同じような場面がきても同じ失敗をしない自信が今はある。だから、大丈夫。レースが終わった今、すべてを振り返って、すべてを自分の中で消化できている。こんな感覚初めてだ。正直、苦手意識のある仙台のコースをこれだけ落ち着いて走れた事に驚いている。そして、苦手意識がなくなっていることにも気づいた。
次戦愛媛県八幡浜は、今まで以上に良いイメージでスタートラインに立てそうだ。今回の5位という結果は良くないが、自分の中で今までにない新しいスイッチを入れることができた。それが大きな収獲だ。トップ幸平とは、2分31秒の差。幸平は世界チャンピオンと9分弱で走るから、世界チャンピオンとは11分30秒の差。今回のコースだったら、ギリギリ完走レベルか。もっと強くならなければ!今から、今週末のレースのイメージができているから、良い走りができそうだ!
今後とも、応援・レポートよろしくお願いします。


『LAPタイムグラフ』(資料 JMAresult)

箱館山レースレポート

2008年5月 7日


                      cannondale YOU CAN山本和弘

・ レース使用機材
フレーム キャノンデール タウリンSサイズ
サスペンション LEFTY 110SL  95PSI
ギア  (2×9)  F 44T・29T R 11T?34T
ステム  ?20度130mm
タイヤ  MAXXIS 「MONORAIL 26×2.1」F・R 2.2気圧
ホイール  MAVIC SLR
ブレーキ  MAGURA marta SL
ペダル  crankbrothers  「candy 4ti」
シューズ  DIADORA 「TEAMRACER CARBON MTB」
ヘルメット BELL 「Sweep R」
サングラス adidas 「evil eye pro race edition」 a126 L
チェーン  KMC  「KMC?X9」
チェーンオイル  EVERS 「CARBON CHAIN SPRAY DRY」
レースウェア  ON?YO?NE
                     (順不同)
・ レース名 JシリーズXCO#1 
・ 日時    2008年5月5日
・ 場所   滋賀県箱館山スキー場
・ 距離    6.0km×8周   48km
・ 結果   3位
・ レースサポート  「サイクルショップ YOUCAN八王子店」
           「MC INTERNATIONAL (MAGURA)」


・ レースレポート
   待ちに待った開幕戦。レースを走りたくてウズウズするくらいに楽しみで、僕の本能が力の限り走りたい!と叫んでいた。興奮する気持ちをキープしたまま会場へと向った。
今年から、「サイクルショップYOUCAN」のスタッフの方に車の運転をお願いしながら会場に移動できるので、かなり体力を温存する事ができた。本当にありがたい。
レース前日の5月4日に会場入り。念入りに試走をする。1度レースペースで1周を回ってみた。身体はいい感じで反応している。コースは、スキー場のゲレンデ&ジープロードを組み合わせたコースで、ギアはアウタートップからインナーローまで使う、オンオフのハッキリしたコースである。路面はドライ。タイヤはMAXXISの「MONORAIL」を選択。今までのMAXXISにはないソフトなブロックが乗り味をマイルドにしてくれて、ゲレンデ特有の荒れた路面も思いのままに走ることができた。試走の段階でレース当日がドライであれば、この「MONORAIL」しかないと判断した。コースは例年とほぼ同じで、ギアはアウターがメインの高速コースだ。
 レース当日、天気予報は曇りのうち雨・・・・。昨日まで晴れていたのに・・・・。僕たちのレースは午後から。もしかして、開幕戦から雨かよ。と、低い雲を見ながら会場へ向う。レース会場は山のてっぺん。ゴンドラで上に上っていく。上っていくうちに雲の中へ・・・・・。あ?雨レースだなぁ?。とほほっ。視界は100m先がやっと見えるくらい。時折降ってくる雨にうたれながらレースの準備を進める。
 降りそうで降らない天候の中、自分のレースが近づいてきた。ただただ楽しみ。コースは、少し湿っていて走りやすい状況。これからのことを考え、雨タイヤにするか、そのままドライ用でいくか迷うくらいの天候。僕は少しの雨ならそのまま走れる「MONORAIL」を選択。スタートは、13時20分。スタートラインに並び、号砲を待った。スタートラインには、アメリカ遠征を続けていた竹谷選手や、小野寺選手。昨年のここで優勝している辻浦選手。オーストラリアチャンプのディラン選手がいた。スタート1分前、スタッフとのハイタッチで、スタート準備完了!
「BANNNN!」スタートした。スタートダッシュをかますのは、小野寺選手、その後ろにディラン選手、その後ろに僕。特に気になっていたディラン選手の後ろで様子見。フォームがキレイだ。すぐ後ろについて、1つ目の登りにさしかかる。ディラン選手は、まだ日本の環境に慣れていないのか(オーストラリア人にとって今はオフシーズン)あまりキレを感じなかった。だから、抜いて前を追う。少し離れて小野寺選手。そして僕。後ろは続いているけど、まずは前を追うことに。息はハァハァ言うけど、身体はうまく反応していた。1周目後半で、追い抜きそのままトップで1周目終了。勝ちたくて勝ちたくて、本当にそれだけを考えてオフシーズンを過ごしていた。だから先頭で走りたかった。2周目、まだまだ身体は元気。たまぁに、先頭を譲るが、なんか後ろにいると負けてる気がして、前にいけるところでは前でグイグイと走った。途中、竹谷選手に絡んでしまったりはあったけど、先頭で走りたかった。ごめんなさい。と思いながら。それが僕のスタイルだし、それを貫きたかった。竹谷選手がパンクしてからは、辻浦選手、小笠原選手の3人でペースアップをしていった。2周目終了。3人パックのまま3周目に。単独トップになれるものなら独走で行きたいから、ペースは上げたまま走り続けた。そのまま4周目へ。このまま、ズルズル後半にいっても、分が悪いので短い登りでスピードアップできるところはハイスピードで登り続けた。でも、後ろは離れない。チクショー!5周目。辻浦選手のアタックがはじまった。息はハァハァで、いよいよレースが始まった!と感じた。このとき辻浦選手と2人になる場面も何度かあった。そんな時に2つ目のシングルトラックで、ミスをしてしまって、シングルトラックのほとんどをランニングでクリアした。辻浦選手とは少し間が空いてしまった。そして、後ろの小笠原選手にも追いつかれてしまった。でも、体力的にまだ余裕があったので、次の急な登りでペースアップをしようと思ったときに、全身が「ピキッ!」と攣ってしまった。いきなりランニングをしたからか・・・・イダイッ・・・・・・。
でも、負けるわけにはいかないから誤魔化しながら、その上りは登った。霧のかかるコース上少し前に先をいく2人が見えた。「やべっ、少しはなれた。」5周目終了。6周目、前に見えているけど追いつけない状態。差は詰まるんだけど、少しのミスでまた差が広がる。を繰り返しながら、「おちつけつ!!!!」と自分に言い聞かす。差は変わらず7周目へ。霧が晴れてきて、前の2人をハッキリ確認することもできた。2人が一緒に走っている。もしかしたら、ペースが落ち着くかも。と今が追いつくチャンスと今まで以上にペースアップ。でも、コース後半でまた2人がバラバラになっていて、ラストラップへ。あ????????トップが見えている。ペースアップするが、もちろん前も同じことを考えている。小笠原選手を射程圏内に入れたときにも、またつまらないミスで失速。その差が詰まらないままゴールをしてしまった。結果、辻浦選手とは33秒差、小笠原選手とは21秒差だった。
 今回の良くなかった点、良かった点を復習して次回#2仙台に備えたいと思います。
 これからも、サポート・応援よろしくお願い致します。

JシリーズIN石川県瀬女高原 レースレポート

2007年10月15日


レースレポート   
                             山本和弘

大会名・・・2007年JCFMTB JシリーズIN石川県瀬女高原 
日時・・・2007年10月14日
場所・・・白山瀬女高原スキー場
競技内容・・・マウンテンバイク クロスカントリー エリートクラス
天候・・・晴れ (コースコンディション ドライ)
チーム名・・・キャノンデール・ディアドラレーシングチーム


レースレポート・・・
     今年最後のJシリーズ戦が終了した。やはり、最後というものは気持ちも盛り上がり、悔いのない走りがしたい!という気持ちがレース前から込み上げてきていた。
今回は、スタート前に大先輩である、アンカーの鈴木雷太選手とTREKの野口忍選手の「Jシリーズ卒業セレモニー」があり、いつもと違う雰囲気のレース前となった。たしかに、この2人の卒業には驚いたが、セレモニーでの彼らの一言一言に重みを感じたし、2人の偉大さを感じた。彼らと同じ事はできないが、僕にしかできない、僕らしいことでこれからのMTBを引っ張っていきたい強く感じた。
 セレモニー終了後、スタートまで5分。先程のセレモニーの余韻残る会場で、集中力を高めていった。コースは、例年通りフラット基調で、途中3分弱程度の上りが1度ある、国内屈指の高速コースだった。1周6キロ、これを7周回で争われた。コース内は、昨年の雨レースの影響で荒れていたが、僕は何の問題も感じなかった。今回は、新作のMAXXIS「MONORAIL」を使用。今回のコース状況を考えれば、BESTチョイスなタイヤだったと思う。
 

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2007年韓国ヒルクライムレースレポート

2007年8月30日


レースレポート   
                             山本和弘

大会名・・・2007年韓国ヒルクライムレース 
日時・・・2007年8月26日
場所・・・韓国 江陵(カンヌン)
競技内容・・・マウンテンバイク エリートクラス
天候・・・晴れ 
チーム名・・・キャノンデール・ディアドラレーシングチーム
使用機材  マシン・・・キャノンデール タウリン(Mサイズ)
      ホイール・・・MAVIC CROSSMAX SLR
      タイヤ・・・MAXXIS MAXXLITE310
      シューズ・・・DIADORA TEAMRACER MTB CARBON
      サングラス・・・adidas (supernova)
      ヘルメット・・・BELL スイープR
      ペダル・・・crankbrothers (egg beater 2ti)
      チェーンオイル・・・EVERS PRO “DRY”(carbon chain spray)
マシンケアキット・・・PEDRO’S

レース結果・・・1位(1700人)

レースレポート・・・久々の国外遠征となった今回のレース。レース10日前くらいにいきなり遠征の連絡があり、あわただしく準備を進めた。場所は韓国の江陵(カンヌン)。韓国半島の左側はソウルで、その反対側が今回のレース会場となった。レース会場のメインとなった江陵は、海あり、山あり、湖ありと、観光で栄えた街で、活気を感じることができた。年間観光旅行者は2,000万人。ソウルより4?5時間で移動することができた。
 

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Jシリーズ5戦 白馬さのさかレースレポート

2007年7月31日


レースレポート   
                             山本和弘

大会名・・・2007年JCF MTBジャパンシリーズ長野白馬さのさかXC#5 
日時・・・2007年7月29日
場所・・・サンナルピナ白馬さのさかスキー場
競技内容・・・マウンテンバイク クロスカントリー エリートクラス
天候・・・曇り時々雨 (コースコンディション ゲレンデ・・・ドライ シングルトラック・・・マッド)
チーム名・・・キャノンデール・ディアドラレーシングチーム
使用機材  マシン・・・キャノンデール スカルペル(Sサイズ)
      ブレーキ・・・MAGURA マルタSL
      ホイール・・・MAVIC CROSSMAX SLR
      タイヤ・・・MAXXIS CROSSMARK USTチューブレス(26×2.1)
      シューズ・・・DIADORA TEAMRACER MTB CARBON
      サングラス・・・adidas (supernova プロトタイプ)
      ヘルメット・・・BELL スイープR
      ペダル・・・crankbrothers (egg beater 2ti)
      バーエンド・・・BBB
      チェーンオイル・・・EVERS PRO “DRY”(carbon chain spray)
マシンケアキット・・・PEDRO’S

レース結果・・・6位
            1位竹谷選手(SPECIALIZED)
            2位山本幸平選手(チームブリヂストン・アンカー)
            3位武井選手(FORZA)

レースレポート・・・
 全日本が終わり、連戦となったJシリーズ5戦目。場所は長野県白馬さのさかスキー場。今年から、UCIポイント(国際ポイント)が加算されるレースとなり、いつになく盛り上がったレースとなった。コースは、日本屈指のヒルクライムコースであり、スタート100mで1km強を直登する個性あふれるコースとなっている。その長い登り坂は「PARADAISE UPHILL」と名づけられ、走る本人は全くパラダイスではないが、上りがあまりにもキツく違った意味でパラダイスの世界(天国)に突入できる、素晴らしいコースである。

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2007年全日本マウンテンバイク選手権大会 レポート

2007年7月24日


大会名2007年全日本マウンテンバイク選手権大会
2007年7月22日
場所秋田県たざわ湖スキー場
競技内容マウンテンバイク クロスカントリー エリートクラス
天候晴れ(コースコンディション ドライ)
チーム名キャノンデール・ディアドラレーシングチーム
使用機材マシン:キャノンデール スカルペル(Sサイズ)
ブレーキ:MAGRA マルタSL
ホイール:MAVIC CROSSMAX SLR
タイヤ:CROSSMARK USTチューブレス(26×2.1)
シューズ:DIADORA TEAMRACER MTB CARBON
サングラス:adidas(supernova)
ヘルメット:BELL スイープR
ペダル:crankbrothers(egg beater 2ti)
バーエンド&グリップ:BBB
チェーンオイル:EVERS PRO "DRY"(carbon chain spray)
マシンケアキット:PEDRO`S
レース結果2位(78人中)

1位:竹谷選手(SPECIALIZED)
2位:山本和弘(キャノンデール・ディアドラレーシングチーム)
3位:千田選手(KHS JAPAN)

レースレポート・・・
約1年半ぶりの表彰台。久々に満足のいくレースをすることができた。去年の開幕戦で2位になって以来、表彰台に絡む走りができなくなっていた。レースを走るたびに悔しい思いをし、笑顔で会場を跡にすることができなかった。それでも、回りのスタッフは明るく振舞ってくれた。それだけが救いだった。
 

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2007JCF富士見パノラマジャパンシリーズJ1XC第4戦

2007年6月 5日


レースレポート   
                             山本和弘

大会名・・・2007JCF富士見パノラマジャパンシリーズJ1XC第4戦
日時・・・2007年6月3日
場所・・・富士見パノラマスキー場
競技内容・・・マウンテンバイク クロスカントリー エリートクラス
天候・・・晴れ (コースコンディション ドライ)
チーム名・・・キャノンデール・ディアドラレーシングチーム
使用機材  マシン・・・キャノンデール スカルペル(Sサイズ)
      ブレーキ・・・MAGURA マルタSL
      ホイール・・・MAVIC CROSSMAX SLR
      タイヤ・・・MAXXIS HIGH ROLLER USTチューブレス(26×2.1)
      シューズ・・・DIADORA TEAMRACER MTB CARBON
      サングラス・・・adidas (supernova)
      ヘルメット・・・BELL スイープR
      ペダル・・・crankbrothers (egg beater 2ti)
      バーエンド・・・BBB
      チェーンオイル・・・EVERS PRO “DRY”(carbon chain spray)
マシンケアキット・・・PEDRO’S

レース結果・・・17位
            1位白石選手(シマノドリンキング)
            2位竹谷選手(SPECIALIZED)
            3位野口選手(TREK)

レースレポート・・・
 今回は、先週の第3戦仙台に続き、第4戦富士見パノラマのレースに参戦してきた。結果は、自分の納得いくものにならなかった。今回は全くレースができなかったし、誰かと争ったわけでもない。自滅のレースとなった。
 

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