SAVE Technology

2012年12月 6日


最近のキャノンデールバイクの代名詞となっている『SAVE』について今日は書きたいと思う。
今発売されているキャノンデールバイクのほとんどにこの技術が注ぎ込まれている。
ロードバイク、マウンテンバイク、シクロクロスバイク、クロスバイク、アーバンバイク、キッズバイク・・・
詳しくどのバイクに使われているか書ききれないほどのバイクに採用されている。
それが『SAVE』だ。


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さて、『SAVE』ってなんだ?
簡単にいうとフレームを部分的に『きし麺状』に平たい形にして垂直方向への柔軟性を高めた技術の事を示す。
フレーム形状を『きし麺状』にする事で、路面からの垂直方向の振動吸収性が上がる効果や、路面追従性を向上させることができる。
キャノンデールが初めて『SAVE』を採用したバイクはロードバイクの『シナプス(Synapse)』というバイクで、スピードよりも快適性を重視したバイクに採用された。
このバイクの乗り心地はとにかくソフトな乗り心地だ。
荒れた舗装路が混在するオンロードでも快適にロングライドを楽しめるモデルになっている。
今では『スピードSAVE』『SAVEプラス』『エアロSAVE』『SAVE』とバイクの種類によって細かくバージョンを使い分けている。


自分自身2010年シーズンからMTBに『SAVE』技術が付いた事で走りが変わったとはっきりという事ができる。
フレームがしなやかになった事でタイヤの圧を高くすることができたし、路面に対する追従性が格段に上がった事でスピードアップにつなげる事ができた。
また、縦方向への振動吸収性が上がるので、乗っていて嫌な疲労感を感じる事がなかった。
そのためレースの時もトレーニングの時も常に身体はフレッシュな状態で走る事ができた。


今はシクロクロスのレースシーズンで乗っている『SUPER X』にももちろんこの技術は使われている。
荒れたオフロードをサスペンション無しで走るので、レースではいつもこの技術の恩恵を受けている。


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昔から、キャノンデールはフレームの振動吸収性に関してはこだわりあるブランドだ。
CAAD9まで使われた『アワーグラスシートステー』や、MTBのスカルペルの『ゼロピボットテクノロジー』などがすぐ頭の中に浮かんでくる。
この技術を知った上でバイクに乗る事でさらに高い次元の走りが可能になるし、楽しさが増すと感じる。


自転車を知らない人にとってはどの自転車も同じかもしれない。
でも、キャノンデールのバイクはそういった人に語れるバイクという事を今日は伝えたかった。


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