チェコの感想

2011年9月12日


先月のヨーロッパ遠征はチェコから始まった。
すでに随分と前の事になるが、写真の整理とともにいろいろと思いだしたので、紹介できる分をこちらに書いていきます。


チェコ。
ここに訪れるのは初めてで、チェコに行くと決める前までは恥ずかしながらチェコの場所すら知らなかった。
簡単には、ドイツの東側でここの通貨は『チェコ・コロナ』
チェコに到着して、まず向かったのはワールドカップの行われる『Nova Mesto Na Morave』
時差ボケの中、知らないクネクネした道を運転して向かった。
到着したのは、街の中心のマンションスタイルの宿舎。
キッチン、ベッド、トイレ、シャワーが付いていて、ここに泊まりながらレースまでの日々を過ごした。

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『丘の街』という印象をうけた

コースまでは約3kmと近く毎日コースまで自走で行って、自走で帰ってくると感じだった。
会場に行けば、知った顔がたくさんいてすでに安心する空間になっていた。
会場では多くのライダーが試走していた。
国も顔も言語もバラバラ。
それぞれが自分のベストを目指して、この場に来ている。
チェコのコースはコンパクトにまとめられ、観客にとって見やすいコース設定となっていた。
コースの数か所には名前のついたテクニカルセクションが設けられ、各所にカメラが設置されていた。
FreecasterでReplayが見れるが、今回はカメラ数がとても多かった事がわかる。
Freecaster Replay 映像

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大きなクレーンで幅広く撮影していた。

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レース当日はヘリコプターも飛び上空からも撮影していた。

レース会場ではキッズ対象のミニコースが設置してあり、多くのキッズライダーがコースにチャレンジしていた。
段差のある一本橋で、バランス感覚と勇気の必要なコース設定になっていた。
それを見る親は皆うれしそうな顔をしていたのが印象的だった。

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このレース会場への一般観客の入場料は約2500円くらい。
ゲートはしっかりと設けてあった。

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会場ではマスコットが踊り、観客を沸かせ、電光バナーでは常にスポンサーロゴが流れていた。


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先日の世界選手権で優勝したコラビー選手はチェコ出身の選手である。
地元ではスター選手である事はレース当日の盛り上がりを見れば誰でも感じる事ができたと思う。

彼は本当に静かで黙々とすべてをこなすように見えた。
チェコの人に多いタイプなのだろうか?
国が幾度となく分裂を繰り返し、歴史的な背景がこのような人格を生むのだろうか?

すぐ近くで見る彼の走りは無駄がなく、持っている筋肉の稼働量が多いように見えた。

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上のレベルの走りを見て、まず真似てみることがレベルアップには大切だと感じる自分。
この刺激多いこの場で多くを見て、そして真似して自分のモノにしていく事を心がけた。

今回のチェコではキャノンデールのグローバルチームのFONTANA選手と一緒に試走するチャンスがあった。
これは今回の遠征最大の気づきがあったと同時に、この環境を普通にしていくことがレベルアップの近道だと強く感じた瞬間だった。
同じバイク、同じサイズ、同じサスペンションに乗る選手の走りを間近で見て、同じ動きを体感できたのは大きな収穫だった。
発展途上にある自分にとって、この環境を普通の事にしたいと思っている。
走りは意識で変わる。
この時の写真はないが、強烈に脳裏に印象付けられている。


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コースは人工的な部分が多く、縦の動きが多かったと記憶している。

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『スタートでもっと前に行けるようになる。』


チェコはビールの消費量が世界一のようだ。
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感じた事をそのまま書く日記も良いものだ。


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