WORLD CUP#2 Dalby Forest

2011年5月30日


待ちに待ったワールドカップに参戦してきた。結果は102位(-1LAP)。最後まで走りきることができなかったが、興奮状態にある自分をすべてぶつけて走りきることができた。会場の雰囲気にのみ込まれることなく走れた事は、これまでのヨーロッパ転戦の経験が生きていると感じた。今回のレースで感じた事を次につなげる事が、今やることだと感じている。自分が生き生きしているのがわかる。このチャレンジが楽しくて仕方がない。今しかできない事だから、全力で次も攻めていく事を今強く感じている。

 レースレポート。スタート順位はUCIポイント順で、集団の最後尾に近い位置からのスタートだった。ワールドカップは参加選手も多く、スタートが大切な事はすべての選手が感じている事。少しでも前に行く事を頭にいれて、スタート時間を待った。嫌でも興奮してくる。

 遠くの方で号砲が聞こえた。自分の周りは少しタイミングを遅らせる形でスタートした。スタートして5mもしないで前の選手が立ち往生。。。。選手が重なり、ストップ。幸い巻き込まれる事はなかったが、集団の最後尾近くになってしまった。そこからすべての力を使ってスタートループで順位を上げていく。が、次の大きなコーナーで完全にストップ。。図々しさが必要だと思いながら、流れに身を任せた。その後も、コーナーごとにストップ&ゴーを繰り返し、スタートの難しさを痛感した。

スタートループが終わったころには集団は1直線に伸びロードレースのようだった。

 周回に入ってからもコーナーで無理する選手が多く、コースをふさぐ光景を何度も目にした。1周目はポジション争いを繰り返すうちにあっという間に終わった。

 2周目。選手間が空いてきて展開が流れるようになってきた。自分の中では『ここからだ』という気持ちが大きかった。バイクを進める事に集中し、ロスをなくすことに努めた。

 3周目。自分の中でリズムが出来てきたのがわかった。コースのスケールの大きさに合わせるように身体を大きく使って、スピードをのせていった。身体全体でのペダリング、身体全体でのダウンヒルセクション。前日にトップ選手と一緒に試走したイメージが繰り返される。これだ!これっ。

4周目。前に見える選手をロックオンして下りの前で抜いていった。下りに自信があるからだ。前日にキャノンデール・グローバルチームのLEFTY担当のメカニックに調整してもらったLEFTYが下りでの自信をさらに大きくしてくれた。手に振動がなく、サスだけが動くこの感覚。下りの度に前の選手との差を縮める事ができた。

 5周目。1人でも多く抜くことしか頭になかった。トレーニングでやってきた事を実践して、バイクを進めることに集中した。1人抜いて1人抜く。 あっという間の1周だった。  終わりは突然来た。80%ルールだ。ゴールライン手前でレースを下ろされた。ラストラップに入る事は出来なかった。結果は102位。常に自分のすべてをぶつけての結果なので自信を持っていきたい。最大心拍数185拍(94%)平均心拍数172拍(88%)


 レース後、キャノンデール・グローバルのブースに行ってスタッフ、選手と話をする時間があった。皆、ナイスガイでとてもフレンドリー。キャノンデールのチームブースの雰囲気は最高だった。自分のいる場所はここだなと本気で感じた。ワールドカップで何を感じられるか。今回のワールドカップで世界の自分の位置がわかった。もっとジャンプアップしたい。何が必要か。もっと今までにない刺激を求める必要がある。どうするか。世界のトップの選手と友達になって、多くの情報を共有する必要がある。出来る事が見つかった。これは動いていけば出来る事だ。時間は限られている。一番の近道を見つけて、レベルアップしていく。このチャレンジが楽しい。次のワールドカップに向けて、トレーニング、回復に努めていきます!引き続き応援よろしくお願いします。


« やっとパソコン使えた・・・・(レポートアップ完了) | メイン | WORLD CUP#3 Offenburg »

  • cannondale