GP Massi Copa Catalana UCI1 Banyoles/Espana

2011年3月15日


 ヨーロッパでのUCIレース初戦GP Massi Copa Caralana(スペイン)に参戦してきた。結果は39位。トップからは14分22秒遅れ。UCIポイント獲得の最低ラインの15位までが6分23秒という差でゴールした。今回の優勝は北京オリンピック優勝のアブサロン選手で、ウォーミングアップの時に一緒になったが引き足の使い方が独特だったのが印象的だった。コースは前日の雨の影響でマッドコンディション。レース当日は晴れだったので、レース中にコースがドライに変化してと予想しドライタイヤを選択して走った。


 今回の遠征は先週金曜日に起きた東北地方太平洋沖地震のNEWSを聞きながらスペインまで遠征した。テレビをつけると連日日本の地震の報道がされていて事態の深刻さが伝わってきた。レース前1分間の黙とうが行われ、地震で被害に遭われた方への哀悼の意を表した。


 スタート時間が近づくにつれて会場、自分の気持ちは盛り上がっていった。スタートはとてもスムーズにいき、遅れることなくシングルトラックに入っていった。先週のスタート練習の成果がここであらわれた。シングルトラックに入ってからは、細かなインターバルが続き、心拍は常に上がりっぱなし。コースのコーナーが小さい影響でコーナーごとに選手が詰まり、そこを抜けると全開で走るというのを繰り返していった。スタートループで出来た集団で1周目、2周目と進めていく。変わらずコーナーの度にインターバルがかかり、頭の酸素が足りないのが感じられた。2周目後半、集団から少し遅れる。3周目、体がこれまでのレースの走り方になろうとしているのがわかったので、気持ちを入れ替え「変えるためにここに来ているんだ!」と自分に言い聞かせた。一定ペースではおいていかれるから、もがく!もがく!の連続。3周目後半は体に力が入らなくなってきて、その後はペースが遅くなっていった。これまでのスタイルを変えるために走っているので、失速しても今は仕方がないと感じている。一番悔しいのは何もチャレンジしないでレースを終える事。それだけはしない。まだUCIポイントも獲得できていないけど、何をしたらポイント獲得圏内にいけるかがわかってきている。ヨーロッパのレースで走らないとわからない事が感じられるようになってきている。


 日本は地震の影響で大変な事が多いと思いますが、少しでも良い走りをして喜んでもらえるようにがんばります。引き続き応援宜しくお願いします。


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