MTBアジア選手権大会について

2010年9月27日


さっき弟の幸平が韓国から電話をしてくれました。
元気いっぱいにチームのメンバーとリラックスしている様子が伝わってきました。
自分は参加できなかったけど、物凄くチームJAPANを応援しています。
そして、何としてもオリンピック出場にとても大切なUCIポイントを出来るだけ多く獲得してきてもらいたいです。

今回のアジア選手権はとてもUCIポイントを獲得する上で大切なレースになってきます。
アジア選手権のレースはカテゴリーでは『大陸選手権大会』に分類され、ここでの優勝獲得ポイントは200ポイント。
2位以下は150、120、100、95・・・・・・となっています。
国内で行われる全日本選手権の優勝で110ポイントなので、大陸選手権の大切さが分かると思います。

現在日本の国別ランキングは20位。
ポイントは536ポイントです。
1位が幸平で313ポイント、2位が平野選手で100ポイント、3位が竹ノ内選手で83ポイントです。
合計で496ポイント。
ここに、2010年世界選手権の国別対抗チームリレーの14位という成績の40ポイントが加算され、合計で536ポイントとなっています。

オリンピック出場には国別ランキングによる参加数割り振りのルールがあり、ランキング1位から5位までが各国3名。
6位から13位までが2名。
14位から24位までが各国1名の枠が与えられます。

現在(9/6)の国別ランキングは20位で今の状態でオリンピック出場資格は1名分仮で確保されています。

もし、仮に今回のアジア選手権で日本が1.2.3独占した場合を考えると。
(選手:幸平、平野選手、竹ノ内選手の場合。 今回代表の武井選手の場合でもそれほど変化なし)
200+150+120+536(JAPAN現獲得ポイント)=1006ポイント

このポイントだと国別ランキングは12位。
11位イギリス、13位南アフリカ、14位ベルギー、15位ポーランド

南アフリカを除いたヨーロッパの国では7月に大陸選手権が終了しており、ポイントが加算された状態になっています。
そのため、日本のランキングが上がればそのまま反映されます。

ここまでがざっくりとした今の状態です。
とにかく、チームJAPANが少しでも多くのポイントを獲得できるよう応援しています。


他にも様々なルールがあり、今回の事例がすべてではありませんが、今回のアジア選手権大会はとても大切なのです。

さて、他にも来年のカレンダーが発表されました。
そこで、注目なのが来年のアジア選手権大会が4月16日から18日に行われるということです。
オリンピックの国別ランキングの区切りが2010年5月23日から2011年5月22日なので、2011年ランキングに反映される区切りの中にアジア選手権が2つも入るということなのです。
ここは大きく、国の対策として少し遅れているJAPANは少し不利に働くと考えられます。
ここは自分の来年の行動にも大きく影響しています。

現状個人、そしてそれを理解し支えてくれているスポンサーの力によってUCIポイントを獲得しているのが現状です。
国として、チームJAPANとして動き出す必要を感じています。
そして、そこに加わる力をつけて、日本のため!自分のため!に活動していきたいと思っています。

今できる事。
力をつける事が第一優先。
そして、来るべき日のために理解してくれる理解者と接点を多くしていきたいと考えています。

この素晴らしいMTBをもっと多くの人に知ってもらいたい!
そんな気持ちも込められています。

皆さん!
まずは29日に開催されるアジア選手権のレースを応援しましょう!

がんばれっ!
NIPPON!!!!!!


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