MAXXIS『RADIALE22C』について

2010年9月 7日


先日のロードレースから使用をはじめたMAXXIS『RADIALE22C』。
使えば使うほどに、ラジアル構造のタイヤの特徴が分かってきました。
感じた事をそのままレポートしていきます。
ローディーの方、参考にしてみてください。

まず、この『RADIALE22C』はMAXXISが初めて自転車用としてラジアル構造のタイヤを発売しました。
今、車の世界ではラジアル構造のタイヤがほとんどだと聞いています。
ラジアル構造については少し難しいので、自分は乗り味の感想を。

この『RADIALE22C』は22C[と細い事もあるかもしれませんが、タイヤの「ヨレ」、「ブレ」が非常に少ないタイヤだと感じました。
この事により、コーナリングの安定感は増し、自分の走りに自信を持つ事ができるようになりました。
尚且つ、MAXXIS独自のトリプルコンパウンドによりタイヤ中央は固く、タイヤサイドは柔いという3つのコンパウンドを使用している事でさらにコーナリングでの安定感は増しています。
この性能は路面が濡れている所で顕著に感じることができます。

ラジアル構造の特徴であるしっかりしたタイヤ構造の上に、ハイグリップなコンパウンドを使用しているので安定感がプラスされているわけです。

下りに不安感を持っているライダーには非常にオススメなタイヤです。

あと、もうひとつの大きな特徴は、「耐パンク性能」についてです。
これは驚くほどに体感しています。
これまでのMAXXISタイヤの中で一番!と感じる性能を感じています。
耐パンク素材「シルクワームキャップ」をタイヤの層の中に入れることで、この性能を発揮しています。
テストでわざとパンクしやすい路面を走っても、全くパンクの心配をしなくて大丈夫でした。

しかし、このタイヤには少し難点も。
それは、タイヤをリムにはめるのが難しい(硬い)ということです。
だいたいのタイヤはタイヤレバー無しにタイヤを装着することができますが、このタイヤはビードの作りがしっかりしているのでタイヤレバーは必須アイテムです。

しかし、その分、タイヤとリムとの一体感は物凄く、チューブラータイヤを思わせる使用感です。
とにかく、リムとの一体感が高く、路面に対するダイレクト感もこのタイヤの特徴だと感じます。

タイヤのハイトは低いため、平坦巡航などは得意ではないかもしれません。
その分、ヒルクライムなど加速を繰り返すような場合には驚くほどの加速性を感じることができます。

タイヤのグリップも良し!
ヒルクライムにも良し!
コース的には、アップダウン、コーナーの多い所に向いているかもしれませんね。
って、ほとんどのコースが当てはまりますね。

空気圧は、自分の体重58kgで8.0BAR(前後一緒)が一番良い感触を得ることができました。

こんな印象を受けました。

これまでのタイヤとは乗り味が少し違う、新しい乗り味。
それが『RADIALE22C』だと感じました。

 

タイヤについてのリンク

MAXXISタイヤ

シクロワイアード記載記事

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