about LONDON Olympic games

2012年5月24日


昨日ロンドンオリンピックの出場国、参加人数の発表があった。
詳しくはUCIのページに詳しく載っている。
日本は17位。
参加人数は1人となった。
これにより弟の幸平がロンドンオリンピックに出場する。
アジアチャンピオン、日本チャンピオン、Team Specializedの幸平がロンドンでベストな走りをしてくれるだろう。
4年前とは全く違う幸平。
やってくれるだろう。


UCI発表ページ


去年の2月からはじまったUCIポイントを獲得するための遠征も先週のワールドカップで終了し、あっという間の1年半だった。
オリンピック出場に向かって全力で走ってきた1年半。
今はスッキリとした気持ちでいっぱいだ。
この1年半の中で今まで考えもしなかった経験ができたし、自分自身の成長を実感できた1年半だった。
本当にあっという間だった。
次のオリンピックに関しては今は考えていない。
これまでのような遠征はこれが最後だろう。
悔いのない1年半だった。
たくさんの方に支えられ、自分の一番やりたい事にチャレンジできた事に感謝したいと思う。


さて、これまで遠征をしてきて感じた事がある。
それは今のXC競技は年々変化を繰り返しているという事。
コース、バイクの変化の中で、より魅せる競技へと変わってきているように感じる。
RedBullのLIVE放送も大きく関係していると思う。
これまでは体力が一番重視される事が多かったけど、今はそれにバイクをあやつるテクニックが備わっていないとコースを回ってくる事さえ難しくなっている。
もちろん、ベースとなる体力は大切。でも、それに圧倒的なバイクコントロールの上手さが必要になってきている。
ここに付けくわえるとしたら、あとはパワー。
この3点のバランスを大きくする事がこれからの日本MTB界には絶対必要になってくる事だと思う。
トライアル競技からの転向、DHからの転向、BMXからの転向などあり得る話だと思う。


オリンピックの枠に関してだけど、次のリオデジャネイロオリンピックには日本から2人の選手が出場できると思っている。
これは3年計画でしっかりとした体制で活動すれば可能な事だと今回感じた。
自分はまだワールドカップでUCIポイント圏内に入る事は出来なかったけど、自分でもう少しの所だという物差しにはなったと思う。
そして、幸平で安定して20位台、30位台という所まで来ている。
もし仮にワールドカップでこれまで以上にUCIポイントを積み上げる事ができれば、オリンピック枠2枠は現実味が出てくるし、他のUCIレースも戦略的に出場していけばもっと稼げると感じた。
実際、どうだろうか?
ここ2,3年の間に日本人の世界に対するMTBという存在が身近になったように感じていないだろうか?
この感覚が大切なんだよね。
次のオリンピックは日本に2枠が来ると強く感じている。
その過程で、出場するオリンピックから戦えるオリンピックに変わり、メダル獲得も夢ではないと感じている。
今回感じた事がもう1つあった。
世界チャンピオンも、ワールドカップに出場している選手も皆同じ人間という事。
本当に同じ人間なんだよね。
手足の長さ、顔の違いはあるけど、同じ地球に生きる人間で、1日1日の過ごし方の違いが差になっていると感じた。
次のオリンピックの事が今から楽しみだ。
そして、こんな夢のあるスポーツが大好きだ。


今週末は八幡浜でオリンピック選考会がある。
すでに出場する選手は決まっているけど、もし2枠あったとしたら自分が出場していたという事を証明したいと強く思っている。
それで、これまでの1年半が完結すると思っている。
いつも通り全力で自分らしい走りをする。
今はそのことしか頭にない。


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