2007JCF箱館山ジャパンシリーズJ1XC第2戦

2007年5月 7日


大会名2007JCF箱館山ジャパンシリーズJ1XC第2戦
2007年5月6日
場所滋賀県高島市箱館山スキー場
競技内容マウンテンバイク クロスカントリー エリートクラス
天候雨(コースコンディション:マッド)
チーム名キャノンデール・ディアドラレーシングチーム
使用機材マシン:キャノンデール スカルペル(Sサイズ)
ブレーキ:MAGRA マルタSL
ホイール:MAVIC CROSSMAX SLR
タイヤ:MAVIC MEDUSA(26×1.8)
シューズ:DIADORA TEAMRACER MTB CARBON
サングラス:adidas(evil eye Climacool&supernova)
ヘルメット:BELL スイープR
ペダル:crankbrothers(egg beater 2ti)
バーエンド&グリップ:BBB
チェーンオイル:EVERS PRO "WET"(carbon chain spray)
マシンケアキット:PEDRO`S
レース結果8位

1位:辻浦選手(ブリヂストン・アンカー)
2位:竹谷選手(SPECIALIZED)
3位:野口選手(TREK)


今回はJシリーズ2戦目。今回も前回に引き続き雨のレースとなった。前日までは暑いくらいの快晴で、コースコンディションも完全ドライで、砂埃が立ち込めるほどのコースだった。それが、レース当日は朝から雨・雨・雨。そして、会場は霧が一面を覆い、50m先がハッキリ確認できないくらいの状態だった。コースは1周6kmで、コースの半分がスキー場のゲレンデを使用し、あとはジープロード、1割くらいがシングルトラックと、晴れていれば「日本屈指のスピードコース」である。しかし、レース当日は雨。全く異なるコースに変貌してしまった。トホホッ・・・・・。

前日の予定では、このコースを8周でレースが展開される予定だったが、スタート時間が近づくにつれて8周→7周→6周と少なくなっていった。そして、スタート時間も予定より20分遅れの13時20分スタートとなった。スタート位置は前回のレース結果が反映され、1列目に並ぶ事ができた。ここに並ぶまでには、スタッフの完璧なサポート&マシンセッティングがあり、スタートラインに並ぶ事ができた。ここまで送り込んでくれたら、あとは僕自身の問題である。「最後までBESTを!」とスタート1分前にスタッフとハイタッチをしスタートの号砲を待った。

「バンッ!!!!!!」と一斉に選手が走りだす。2秒で顔に泥がつき、5秒で泥が口の中に。蛇行する選手の合間を縫ってスルスル前にいった。7?8番くらいで始めの登りに入った。路面はドロドロ。スピードはノロノロ。足をズボズボ埋めながら、自転車をおして前に進んだ。1周目、コースの最高到達点に達した時には先頭集団が6人となり、僕もその中でレースを展開した。レース中、あまりの霧の濃さにそれより後ろは確認する事が出来なかった。集団内では、先頭2人がどんどんペースを上げていった。テクニックとパワーにものを言わせ、グングンペースを上げていく。僕もそれに合わせる形で、1周目を4位で回った。

20070506.jpgしかし、この頃から腰に違和感を感じ、これ以上のペースアップは出来ないと感じ始めた。でも、レース序盤、まだ始まったばかりのレースをあきらめるわけにいかず、腰の使うポジションをずらしながら、走り続けた。(誤魔化しながら走った。)腰を伸ばしたり、ダンシングを入れたり、大きく深呼吸したり、サドルに浅く座ったり深く座ったり・・・・・・。それでも、良くならなかった。そうやって、ポジションをずらしながら自転車に乗っているものだから、泥でグチャグチャなポイントは自転車を真っ直ぐに進めることが出来なく、先頭集団から遅れ始めてしまった。ここで単独4位の状態に。体の状態を考えても、これ以上のペースアップは出来なく、ペースを維持することがいっぱいになっていた。レースの展開としては、前に追いつくことは出来ないので、僕はこのままのペースでいき、あわ良くば先頭から落ちてきた選手をパスして、表彰台!と考え走り続けた。しかし、前とは30秒の差がつき、そのまま2周が終了。2周が終了した付近から、僕の腰は言う事を聞かなくなってきた。泥コースで、自転車に乗っては、自転車を降りておすを繰り返し、違和感を感じていた腰は、完全に痛みを感じる症状となって、僕の体にブレーキをかけ始めた。正直「辛かった。」。

いつもならこの3周目くらいからランナーズハイ状態に入るのだが、この日は、そのスイッチを入れることができなかった。スイッチが入っていたのは、腰の痛みのスイッチだけ・・・。3周目序盤に1人の選手に抜かれ、意地でついていき、これ以上の後退を避けたかったのだが、ついていくことが出来なかった。。。3周目はその選手の背中を追って終了した。この時点で5位。残りは半分である。「もってくれ僕の腰!」そんな思いで後半戦に突入した。4周目。コース序盤の重場で2人の選手に抜かれてしまった。ここでも、合わせて走るが、どうにもこうにも。あきらめているわけではないが、明らかにスピードがダウンしていた。雨の中にも関わらず、横断幕を持って応援してくれる応援団や、ダメになりそうな僕に声を一生懸命にかけてくれるスタッフの顔を見たとき、「とにかく最後までいこう!!!」と思った。それで、4周目・5周目は踏ん張った。そして6周目。また1人に抜かれて、これだけは抜かれちゃダメ!と踏ん張ったが、そのまま8位でゴールとなってしまった。

今回、腰が痛み出した原因はわかっている。この痛みを克服した時、僕は勝てると信じている。体の軸がしっかり決まり、走りに集中でき、レースを楽しんだ時、僕は勝つ。
このイメージを、次のレースで出せたら良いと思う。
『僕は日本の中では遅くもないし、速くもない。』
僕は速くなって世界で走りたいから頑張る!!!!!

雨の中、完璧なサポートで僕を支えてくれたスタッフに感謝します。そして、雨の中大きな声援を送ってくれた応援団の方々に感謝します。遠くからたくさんのメールで僕に力をくれたすべての方に感謝します。

これからもがんばります。
応援よろしくお願い致します。

キャノンデール・ディアドラレーシングチーム 山本和弘 


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